全館空調システムの見落としがちな3つのデメリット

家全体の空調を検討する際、多くの方がまず選択肢に入れるのが「全館空調システム」です。1台で家全体を快適にできる利便性は魅力的ですが、導入前に知っておくべき「見落としがちな注意点」があります。

ここでは、全館空調システムが抱える課題を、輻射式冷暖房システム「エコウィン・ハイブリッド」と比較します。

≪全館空調のデメリット≫

1. 酷暑日のリスク:たった1台のエアコン~能力不足 

全館空調システムは、建物の高い断熱・気密性能を前提に、通常のエアコンよりも大幅に小さな容量のエアコンが選定されるケースが多く見られます。すべての建物がそうであるとは言いませんが、実際に気温35度を超えるような酷暑日では、モデルハウスの担当者でさえ「能力不足」を認めるほど、エアコンの能力が不足しがちです。真夏日には設定温度になかなか達しない、あるいは過剰な負荷がかかり続ける可能性があります。結果的に、本来の省エネ性能が発揮されず、電気代が高くなることもあります。

2. 故障時のリスク:家全体の空調がストップする危険性

全館空調システムは、1台の室外機で家全体の空調を賄う仕組みが一般的です。これは大きなメリットであると同時に、もし故障してしまうと、家全体の冷暖房機能がすべて停止してしまいます。真夏や真冬に空調が突然ストップしたら、修理が完了するまで我慢を強いられることになります。

3. ランニングコストでのリスク:風のみで冷暖房する非効率性

大半の全館空調システムは、パワフルな風で空気を循環させて冷暖房を行います。この「風」による方式は、効率の面で課題を抱えています。外気温の影響を受けやすい窓やドアの開閉、人の出入りによって、冷やされた空気や温められた空気がすぐに逃げてしまいます。再び部屋全体を快適にするためには、エアコンをフル稼働させる必要があり、電力消費が大きくなりがちです。

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≪エアコン接続型輻射式空調のメリット≫

1. 酷暑日でも十分な能力:輻射と対流のハイブリッドで効率よく

従来のエアコンに「エコウィン」という輻射パネルを組み合わせることで、「輻射」と「対流」のハイブリッド方式で冷暖房を行います。輻射の力で壁や床、天井から直接熱を伝え、部屋全体の体感温度を上げる(下げる)ため、エアコン自体の設定温度を極端に調整する必要がありません。この仕組みにより、エアコンに過度な負荷をかけることなく、安定した快適性を実現します。

2. 故障のリスク低減:普及型のエアコンを個別に設置

各部屋に設置する室内機は個別に稼働します。万が一、一部屋のユニットが故障しても、他の部屋の冷暖房機能は維持されます。家全体で使えなくなるリスクがなく、安心してご利用いただけます。

3. ランニングコストでのメリット:高効率で省エネ

エコウィンは、遠赤外線で壁や床、家具といった「物体」そのものを冷やしたり、温めたりします。そのため、窓やドアを開けても、物体に蓄えられた熱は簡単には逃げません。結果として、エアコンの稼働時間を減らし、エアコン単独での稼働と比較してランニングコストを約34%省エネに!             ※早稲田大学環境総合研究センターによる評価

まとめ:新しい時代の選択肢 「エコウィン・ハイブリッド」

全館空調システムは、確かに家全体の空調を一台で管理できる便利なシステムです。しかし、故障時のリスク、酷暑日における能力不足、そして「風」に頼る非効率性といった、見過ごされがちなデメリットがあります。

一方、エコウィン・ハイブリッドは、故障リスクを分散させ、安定した快適性を提供し、高い省エネ性を実現する、これからの時代の新しい冷暖房システムです。

快適で安心な家づくりをお考えの方は、ぜひ一度「エコウィン・ハイブリッド」をご検討ください。

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